タバコをやめよう! その2(症例写真による説明)
■喫煙者と非喫煙者の口腔内の違い
■喫煙者と非喫煙者の歯槽骨の違い(レントゲン写真)
■美容について一言
タバコの煙に含まれる多様な化学物質は数千種類といわれています。歯が溶け始めるのがおおよそph5?6ですのでその値を上回る酸性化学物質に侵されると歯は溶け始めます。また、ニコチンによりお口の中の唾液腺が影響を受け唾液分泌能が低下します。唾液は自浄作用・口腔内のphの緩衝能力がありますので、唾液分泌能が低下した口腔内では歯の周囲のプラークが増殖、そのプラークの中で作られた酸が歯を溶かすことになります。 これが喫煙=虫歯増のメカニズムです。
以下、タバコがお口の中に及ぼす影響について、写真で説明します。
| 喫煙者と非喫煙者の口腔内の違い |
| ■タバコを吸う 43歳女性 | ■タバコを吸わない68歳女性 |
比較的まだ若い年齢にもかかわらず歯が喪失している。これもタバコの影響といえる。 |
タバコを吸わなければこのようにすべての歯が高齢になっても残る場合が多い。歯茎(骨)もほとんど痩せていない。 |
| ■タバコを吸う26歳男性 | ■タバコを吸わない71歳男性 |
この方もとても若い年齢にもかかわらず多くの歯に虫歯がある。タバコにより唾液の滲出量が少なくなりとくに夜歯を磨かないとこのように多歯にわたって虫歯になる。 |
この方は魚が好きで骨でもぼりぼり噛んで食べてしまうといわれる方である。その影響か歯が大分磨耗している。しかしこのように強い歯があると何でも食べられ幸せな食生活が送られる。 |
| ■タバコを吸う48歳男性 | ■タバコを吸わない67歳男性 |
ご覧のように一本の歯(黄色矢印)が今にも抜けそうである。このように歯茎(骨)が自然に溶けて行き歯がぐらぐらになり歯が抜けていく。もう一つ奥のほうも抜けそうである。 |
このように70歳近くになっても歯茎の色はピンク色を呈している。左との写真の差は体全体に良い影響、悪影響を及ぼしていく。挙句は寿命の長さにも関係して行く。 |
| 喫煙者と非喫煙者の歯槽骨の違い(レントゲン写真) |
歯の周囲組織に細菌が侵入して起こる炎症が歯周病です。侵入してきた細菌と戦うべき免疫細胞たちは、唾液などで運ばれますので唾液分泌能が落ち、更にはニコチンにより血管が収縮され血流が悪くなる為、免疫力が著しく低下します。このような中で歯を支えている歯槽骨が歯周病菌に侵され失われていきます。いくら虫歯のない綺麗な歯を維持していても歯周病によりその周囲の骨を失えば歯は置き去りにされやがて抜け落ちてしまいます。 以下のレントゲン写真は喫煙者と非喫煙者の歯槽骨のレベルを表すものです。黄色のマーカーラインで補足してわかるように、あきらかに喫煙者が非喫煙者にくらべ歯槽骨が減退しているのが分かります。
| ■タバコを吸う37歳男性 | ■タバコを吸わない70歳男性 |
黄色の線は歯を支えている骨のレベルである。骨は普通、歯の長さの1/2 または2/3のところまで支えているが、このケースでは骨の支えが1/5位(2?3mm)しかない。このような方は以外に体のどこかに(循環器系・血液等)病気がある場合がある。 |
黄色の線の歯を支えている骨のレベルは歯の長さの1/2 または2/3のところまであり強く強固に歯を支えていることが窺える。この方が魚の骨などぼりぼり食べる人である。まさに健康そのものである。 |
| ■タバコを吸う42歳男性 | ■タバコを吸わない67歳男性 |
この症例もタバコによる骨吸収像が見られる。黄色の線は歯を支えている骨のレベルである。歯の長さの1/5(2?3mm)位しか支えがない。特に奥の歯(大臼歯部)に極端な骨の異常吸収が見られる。白丸で囲んだところ以外は意外と何も感じない(症状がない)ので恐ろしい。このケースでも以外と体の他の部に異変が見られる場合がある。 |
黄色の線の歯を支えている骨のレベルは歯の長さの1/2 または2/3のところまであり骨がなめらかで、でこぼこしていない様子がわかる。強く強固に歯を支えていることが窺える。 |
| ■タバコを吸う40歳女性 | ■タバコを吸わない28歳女性 |
このケースも同じように上顎奥歯(大臼歯部)白丸印のところに極端な骨の異常吸収が見られる。このように奥歯から知らず知らずにだんだん骨が痩せていく。 |
これも上と同じように歯を支えている骨のレベル(黄色の線)は一直線に明瞭に見え、歯の長さの2/3のところまであり強く強固に歯を支えていることが窺える。歯も体も健康である。 |
| 美容について一言 |
美容について一言、 一般にタバコの煙には一酸化炭素が含まれるがこの濃度は自動車の排気ガスに等しい濃度です。 その一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合しますが、その能力は二酸化炭素の約240倍にあたります。
従って、喫煙者の体の表面では常に酸素不足の状態となり、これが肌荒れ等に繋がり早期に老化現象を引き起こす原因となります。 (下記サイト参照)
http://leo.or.jp/Dr.okazaki/cgi-bin/news.cgi?vew=10
http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/1566191.stm




