院長日記
2007.12.11 サイナスリフトは
骨が薄いところにインプラントを行うと手術は簡単だが、それだけ将来の予知性が疑われる。
やはりサイナスリフトを行い人工骨補填材を入れ、骨を作ってイその中にンプラントを入れると予知性が確かなものとなる。上顎の骨が少ない患者さんでインプラントを望まれるならなるだけ骨つくりをお勧めしている。しかし必ずしも是非それをやらないといけないというわけでない。もちろんケースバイケースである。
サイナスリフト+インプラントの写真
初診時
左右サイナスリフト処置+インプラント埋入
最終のレントゲン写真・・・インプラントもその上部構造のはまり方が実に美しい。
2007.12.04 かぶせ物を作る上で大事なこと
かぶせ物を作る上で大事なことは、かぶせるために歯を削った境目(専門用語でマージンという)がきちんと現れるように歯医者が歯の削り方を行ない、そこを上手に型採りをすることが一番大事である。
歯にかぶせる金属冠の製作過程は、歯医者が歯を削ってその上から粘土みたいなもので歯の型を採って、それに石膏を流す。その後固まった石膏の歯型の模型上で歯科技工士が歯の形のワックスをつくり、それを鋳型にして金属のかぶせものは完成である。しかしその過程で歯科技工士が一番困ることがよくある。それは歯医者が歯を削った境目がきちんと歯型の石膏模型上に現れ再現されていないのである。おおよそ歯科界の大体の現状である。
その際技工士は歯医者が歯を削った境目を想像で模型上に線を引き、そこでかぶせ物を完成させてしまう。すなわち精密度の高いかぶせ物はできないということである。
そもそも他人(歯医者)が歯を削ったところはかぶせ物を作る当人(歯科技工士)が100%わかるものではない。それゆえ上手な腕のいい歯医者というものは、いかに歯科技工士にそのマージンがはっきりとわかるよう模型上に映し出せるような歯の削り方を行い、上手な型を採りをできることなのである。
私が何件が日本の歯科技工所をみて気づいたことは、ほとんどの歯科医院はそのマージンは出せていないと思われる。おそらく日本の歯科の現状は一般的な歯のかぶせ物の質(精密度)はアメリカ、欧州に比べるとその半分以下になるだろう。
精密度の低いかぶせ物はどういう弊害が起きるかというと、かぶせ物と歯の間に“すきま”が生じるということである。すきまが生じるということはそこに細菌の溜まり場になり再度虫歯にかかりやすいということである。
私は型採りをして石膏を流し、その境目が歯科技工士がわかりにくい場合は自分自身で石膏の境目を出して技工士に渡す。
石膏模型で削った境目(マージン)を出しているところ
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